陶器と磁器の特徴を知ろう
進学や就職をきっかけに、住み慣れた土地を離れて新しい土地で生活を始める方も多いと思います。 新生活に合わせて新しい道具を揃えることになりますが、中でも毎日使う食器にはこだわりたいところです。
最近では、様々な素材の食器がありますが、代表的なものに陶器と磁器があります。 同じ役割を持っていますが、性質や特徴などに違いがあります。 こちらでは、陶器と磁器それぞれの性質と特徴などについてご紹介します。
陶器と磁器の違い
「陶器は土もの、磁器は石もの」と呼ばれているように、陶器と磁器の1番の違いは材料に使われる粘土です。
【陶器】
・地面を掘り進めていくと、粘り気のある土の層が現れます。
・陶器は、この粘土層から取れた「陶土」を原料としています。
・自然素材を活かした暖かい風合いと、素朴な味わいが魅力です。
・熱伝導率が低いため、熱しにくく冷めにくいという特徴があります。
・そのため、そのままで持つことができ、陶器類には取っ手が付いていないことが多い
です。
・また、陶器は吸水性が高いので、水分が浸透しやすいという特徴も持っています。
・ただし、釉薬でコーティングしている陶器なら、ほとんど水分は通しません。
・それでも気になるのが、カビです。
・カビを防ぐためにも、食器を仕舞う際にはしっかりと乾燥させておくことが大切です。
【磁器】
・一方の磁器は、ガラスの材料になる珪石・長石を含む陶石を細かく砕き、粘土にして
作っています。
・ガラスのような滑らかさと、白さが磁器の特徴です。
・熱しやすく冷めやすい性質ですが、吸水性はほとんどなく、硬くて丈夫です。
・さらに、割れにくいという面から、現在多くの食卓で使用されています。
・また、陶器と比べて透明度が高く、光が透き通るという特徴も持っています。
・磁器を電子レンジなどで使用する際には、金や銀で縁取りや絵付けがされていないか
チェックしましょう。
・これは絵付けが剥がれたり、変色したりする恐れがあるからです。
陶器や磁器製の食器を長く愛用するためには、それぞれの性質と特徴を考慮して扱うことが重要となります。
最近は、陶芸ブームの影響もあり、自分だけの陶器を作る方が増えています。
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